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タイルの種類と特徴を徹底解説!用途に合った種類を知ろう

タイルの種類は多様で、それぞれ違った特徴を持っており、適切な用途があります。
選び方次第でインテリアや部屋の印象が変わるため、特徴を知って自分のイメージに近いタイルを選びましょう。
タイルを使ったDIYを検討している方、タイル小物を取り入れたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。


タイルの分類方法

タイルにはさまざまな種類があり分類方法もさまざまありますが、今回は特に主要な4つの分類方法をご紹介します。


主要な分類方法として以下の4つがあります。

  • 素地:タイルの原料として使われている素材
  • 用途:建物の中でどの部分に使われるか
  • サイズ:タイルの大きさ・形
  • 釉薬:ツヤを出すために使われる釉薬の種類

素地で分類したタイルの種類

タイルを素地によって分類すると、「磁器質」「せっ器質」「陶器質」の3つに分けられます。
それぞれの特徴をご紹介します。

1)磁器質

高い強度と耐久性

磁器質タイルは石英や長石、粘土などを1200~1350℃で焼いたタイルで、高密度で強度が高いという特徴があります。

水や湿気に強く防水性が高いため、浴室やキッチンなど、水が多く使用される場所にも適しています。
吸水率1%以下のためほとんど水を吸わず、汚れがつきにくく清潔さを保ちやすいというメリットがあります。


2)せっ器質

粘土や長石などを1200℃前後で焼いたタイルです。
吸水率5%以下のため、磁器質タイルに比べるとわずかに水を吸いますが、それでも素地は硬く、耐候性に優れています。

また、断熱性が高いので冬場は室内の温度を暖かく保つことができたり、防音性が高いため部屋の中の騒音や反響を抑えたりする効果もあります。


3)陶器質

陶土や石灰などを1000~1200℃で焼いたタイルで、吸水率は22%以下と高く、細かい穴が空いている形状のため吸水性が高いです。


用途で分類したタイルの種類

タイルは建物の中でさまざまな部分に使われますが、どこに使われるかによって種類を分類すると、主に「内装タイル」「外壁タイル」「床タイル」「モザイクタイル」の4つに分けられます。


1)内装タイル

建物の内部に使用されるタイルで、主にキッチン、トイレ、洗面所など水回りの壁や床に使われることが多いです。
素材は陶器質のものがほとんどですが、断熱性を重視して磁器質やせっ器質のものを使う地域もあります。
サイズは小さなものから大判なものまであるので、部屋の雰囲気やインテリアデザインなどに合わせて選ぶことができます。

表面が滑らかで汚れが付きにくいため、掃除が簡単です。また、水や薬品にも強いため、衛生的に使用できます。


2)外壁タイル

建物の外で使われる外壁タイルは、雨風や日差しによるダメージを受けにくく、耐久性に優れている磁器質やせっ器質のものが多く使われます。
他の種類のタイルと比較すると、強度が高く吸水性や耐候性があるのが特徴です。
「釉薬」と呼ばれるコーティング剤をかけて焼き上げ、ツヤや光沢を出した「施釉タイル」というものもあります。


3)床タイル

床タイルは建物の中で使用する場合と外で使用する場合があります。
人が歩いたり物を置いたりするので、衝撃や摩擦に強く、耐久性が高いのが特徴です。
汚れにくく、手入れが簡単なことも重要です。
外装タイルと同じく磁器質やせっ器質のものが多く使われており、床面を滑りにくくするための加工を施すこともあります。


4)モザイクタイル

モザイクタイルは、内装・外壁・床のどの部分にも使用されます。
一般的には表面積が50㎠以下の小さいものを指し、磁器質で作られています。
単色や模様入り、グラデーションなど、さまざまな色やデザインがあるため、装飾用として使われることが多いです。


サイズで分類したタイルの種類

タイルはサイズもさまざまで、建物のどの部分に使用するかで適切なサイズが異なります。
ここでは代表的な4つのサイズをご紹介します。

1)50角タイル

実寸では45mm×45mm、目地を含めた寸法では50mm×50mmです。
外壁タイルに使用されることが多いタイルです。


2)45二丁タイル

実寸は95mm×45mmです。
50角タイルが2枚分の大きさのため、「50二丁タイル」とも呼ばれることもあります。


3)二丁掛けタイル

実寸は227mm×60mmです。
積レンガ(60mm×227mm×108mm)の側面のサイズに合わせて作られています。
重厚感のある雰囲気を出せるのが特徴です。


4)小口平タイル

実寸は108mm×60mmです。
積レンガ(60mm×227mm×108mm)の一番小さい面のサイズに合わせて作られており、外壁用として使いやすいです。


釉薬で分類したタイルの種類

釉薬とは、「うわぐすり」「ゆうやく」と読み、焼成前にかけることでタイルにツヤや光沢を出したり、強度を高めたりすることのできる薬品です。
釉薬には豊富な種類があり、1つの薬品ではなく2つ以上の薬品を組み合わせたり、調合のバランスを変えたりすることで、バリエーション豊かな色合い・風合いを生み出すことができます。

ここでは主要な5種類の釉薬をご紹介します。


1)ガラス釉

ガラスの粉が入った釉薬です。
鮮やかな色味を表現できるのが特徴です。


2)貫入釉

貫入とは、素地と釉薬の収縮率の差により、タイルを焼いた後の冷却時に入ったひび模様のことです。
ガラス釉のうち、貫入が見られるものを貫入釉と呼びます。


3)ラスター釉

光沢が強い一方で、傷がつきやすいのが特徴です。
パールのような虹色を出すことができる光釉薬です。


4)マット釉

光沢がなく、不透明なつや消しの仕上がりとなったタイルです。


5)結晶釉

タイルを焼いた後の冷却時に釉薬が結晶を作ったものです。
光の当たり方によっても色味や光沢に変化が見られ、高級感のある印象を出すことができます。


用途に合った適切なタイルの選び方

用途や目的に合った適切なタイルを選ぶための方法をご紹介します。

1)タイルを使用する場所から選ぶ

タイルを使用する場所や目的によって、適切な素材やサイズが異なります。
例えば、バスルームやキッチンの壁には水に強く汚れが落ちやすい素材のタイル、屋外の床や壁には耐久性が高く滑りにくい素材のタイルが適しています。


2)デザインから選ぶ

タイルの色やデザインは部屋の雰囲気を大きく変えるため、慎重に選ぶ必要があります。
例えば、明るい色やパターンのタイルは小さな部屋でも広く見せることができます。


3)耐久性から選ぶ

耐久性は材質や製法によって異なります。
屋内の壁に使用するタイルは耐久性が低くても問題ない場合もありますが、外装や床に使うタイルは耐久性や耐候性が重要な要素となります。


タイルの種類を知って理想のイメージに近づけよう

タイルにどんな種類があるかを知ることで、より理想のイメージに近い部屋づくりやDIYができるようになります。
タイルにはさまざまな種類があるので迷ってしまいがちですが、用途やデザイン性、耐久性などから適切なタイルを選んで活用してみましょう。