壁や床へのタイルの貼り方を徹底解説！本格的なDIYに挑戦しよう
DIYやハンドメイド好きの方であれば、「タイルを上手に貼って部屋をおしゃれにDIYしたい」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
タイル貼りは難しいと思われがちですが、正しい方法を知ると初心者でも問題なく挑戦することができます。
タイルでお部屋をアレンジしてあなただけの空間をつくってみてはいかがでしょうか。
タイルの種類
タイルにはさまざまな種類があるので、まずはその種類を知って適切な素材のタイルを選ぶことが大切です。
施工場所や理想のイメージに合わせて選びましょう。
１）セラミックタイル
粘土や珪砂などの天然素材を原料とした、陶磁器のような素材で作られたタイルです。
セラミック技術が向上したことで、天然石、木目、大理石、レンガなど多様な模様を表現できるようになり、比較的安価であることから人気となっています。
2）石材タイル
大理石や石灰岩などの天然石で作られたタイルで、独特の風合いや美しさ、高級感があります。
3）ラスタータイル
タイルの表面に鉄やチタンなどの金属をまとわせ、金属特有の色合いや質感があるのが特徴です。
スタイリッシュで洗練された印象を出すことができます。
タイルを貼るときに必要なもの
タイルを貼るために、まずは以下のものを用意しましょう。
- タイル
- 接着剤
- 目地材
- 混和液または水
- クシ目コテ
- ゴムコテ
- メジャー
- 鉛筆
- タイルカッター
- スポンジ
- タオル
- ゴムハンマー
タイルを貼るときの手順
１）タイルを貼る場所の表面を綺麗にする
タイルを貼る壁や床の表面をきれいに掃除して、汚れを取り除いて乾燥させましょう。
表面を平らにして、凹凸がない状態にしておきます。
２）タイルを貼る位置に目印を付ける
タイルを貼る前に、壁や床に目印をつけておきます。
メジャーで測って正確な位置に線を引いておくことで、想定した位置にずれずにタイルを貼ることができます。
３）接着剤を塗布する
接着剤を壁や床に塗ります。
クシ目コテを使用って、均一な厚さになるように広げてください。
接着剤が乾燥してしまわないよう、一度に貼れる面積だけ塗布するようにしましょう。
４）タイルを貼り付ける
接着剤の上にタイルを貼り、ゴムハンマーで上から抑えてしっかりと圧着させます。
タイルの間からはみ出た接着剤はすぐにふき取りましょう。
１つのタイルを貼り終わったら、他のタイルも同じように貼り付けていきます。
接着剤がついた面に貼り終わったら、他の面に接着剤を塗ってタイルを貼り付けていってください。
５）タイルをカットする
端までタイルを貼ってサイズが合わなくなった場合はタイルをカットする必要があります。
カットする長さをタイルに鉛筆でメモし、タイルカッターで切断します。
タイルに直線の傷をつけ、裏面を金づちなどで叩くとカットすることができます。
６）接着剤を乾燥させる
タイルをすべて貼り終わったら、接着剤を十分に乾かしましょう。
接着剤の種類によって目安の乾燥時間が異なるので注意してください。
７）目地を詰める
接着剤が完全に乾いたら、最後に目地を詰める作業を行います。
練った目地材を、タイルの隙間に刷り込むようにゴムコテで詰めます。
完了したらある程度と乾燥させ、完全に硬化する前に表面の目地をふき取ります。
タイルを貼るときの注意点
１）安全に気を付ける
タイルを貼る際、接着剤を使用したり、ハンマーで圧着させたり、タイルをカットしたりと危険を伴う作業も発生します。
安全に作業をするために、必ず保護メガネや手袋などを使用するようにしてください。
２）事前にタイルの種類や型番を確認する
タイルの種類や型番が施工したい場所に合うのか、サイズや色、形状、パターンなどを確認しておきましょう。
異なる型番のタイルを混同して使用してしまうと、見た目に違和感が出てしまったり、タイル同士が合わなくてズレたりすることがあります。
３）接着剤は一度に貼れる面積ずつ塗布する
壁や床に接着剤を塗る際、一度に多くの範囲を塗ってしまうと、タイルを貼っている途中に接着剤が乾いてしまう懸念があります。
タイルを綺麗に貼るためにも、接着剤は一度に貼れる面積ずつ少しずつ塗るようにしましょう。
４）直線を意識する
タイルを貼る際に重要なのは、直線を意識することです。
目印となる線が歪んでしまうと、貼り付けたタイルも歪んで見えてしまうので気を付けてください。
適切なタイルの貼り方を知ってDIYしよう
本格的なタイルの貼り方を知って実践できるようになれば、DIYの幅が広がりお部屋にさまざまなアレンジを加えることができるようになります。
手順に沿って、注意点を意識しながらぜひタイル貼りに挑戦してみてください。